自動で川の水位を計測し、計測データをサーバーに送るというシステムを作ったので構成を記録しておく。
使った部品リスト
使った部品は以下の通り。費用はだいたい13万円くらいかかった。費用の大半は水位センサで10万円くらい。
太陽光パネル ノーブランド品
太陽光発電コントローラー 電菱 Solar AMP B
RaspberryPi 3
Slee-Pi(RaspberryPiのタイマー間欠運転ができるモジュール)
ADコンバータ ノーブランド品
DC-DCコンバータ ノーブランド品
鉛バッテリー LONG 12V 200Ah
バッテリーの残量表示器 ノーブランド品
ロッカースイッチ ミスミ
水位センサー センシズ
部品構成としては以上だが、これだけではサーバーにデータを飛ばすことができない。RaspberryPiのスクリプトを書く必要があるが、そこは同僚が担当しているため詳細不明。
製作したときに困ったこと
当初の構想では太陽光パネルを付けるつもりは無く、バッテリーを使い切ったら部屋のコンセントから充電という様に考えていた。電力を使うのはセンサーだけなので、Slee-Piによる間欠運転をしていれば、数か月は充電無しで使える計算だったためだ。しかし、鉛蓄電池はある電力以上を放電してしまうと再利用できなくなることやそもそも全容量に対して、小さい容量を使っては充電する、ということを繰り返すのが本来の使い方ということを知ったため、それにならい太陽光パネルでの充電機能をつけることとした。リチウムイオンバッテリーでは使い切ってから部屋で充電という使い方もできるようだが、コストが非常に高くなり、サイズも大きくなるため断念。
他に想定外だった点は、太陽光パネルに付属していたコントローラーの使い勝手が悪かったこと。付属のコントローラーの仕様書が添付されておらずWebで探しても見つからなかったため、どのような動作をするかが分からなかった。結局、国内品で身元のはっきりしているものを買いなおし、仕様書だけで分からない点はメーカーに直接問い合わせるということをした。